2009年12月25日金曜日

12月25日体調不良のため臨時休業いたします

本日12月25日体調不良のためお休みさせていただきます。
クリスマスのランチなどを予定されていた方、大変申し訳ありません。
ご迷惑をおかけいたします。

2009年12月16日水曜日

クリスマスの準備

オリジナルブレンドコーヒーを作っていただいているKUSAさんに豆をとりに行ったら、奥様に「メリークリスマス」とシュトーレンを頂いてしまいました。感激。冬のギフトとして予約販売されている人気のシュトーレン。白い薄紙に包まれて赤い蝋引きの紐で固く結ってあります。今年最初のクリスマスプレゼント、優しい味で、とても大切に頂きました。
ここ数日、クリスマスプレゼントやらお歳暮やらの準備で頭を悩ませていましたが、この人にはこれ、とバッチリ決まるととても気持ちのよいものです。クリスマスに限らず、プレゼントはもらうのも贈るのも心躍る出来事です。
わが店では特にクリスマスのイベントらしきものはないのですが、やはり少し店内を整えて厳かな音楽などかけて迎えたいと思います。24日から26日の3日間はスパークリングワインもご用意しています。ランチもいつもよりちょっとだけ豪華にいきましょうか。
また、店内で使用している鉄瓶や一部のお茶などの販売を開始しました。少ない品揃えですが、愛用のものをお裾分けする気持ちで取り扱っていきたいと思っています。クリスマスプレゼントはもちろん、親しいお友達への贈り物、自分へのご褒美にどうぞご利用ください。ときどきショーケース内を覘いて頂けるだけで、ディスプレイをする励みになります。
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ピカピカの背黒鰯が揚っています

ここ九十九里では、寒さが増すこの時期、群青色と銀色に光る新鮮な背黒鰯が魚屋の店頭で樽に入って売られています。小さくても味が良い背黒鰯。キロ単位で買い求めて、せっせと下処理をします。
一番のおすすめは舌の上でとろけるようなマリネ。上質なオイルと塩と柑橘だけでシンプルに仕立てて、ヴェネチアあたりのお手頃なワインと合わせるといくらでも食べられそうです。ルッコラやオレンジ、金柑を散らしても複雑な味わいです。
小さい身を活かして、白ワインをたっぷりいれたオイルサーディンにするのもおいしいものです。素焼きの器でオイルごと焼いてピルピルにするとワインのお供にぴったりですし、丸のままサラダに仕立てて玄米パンや酸味のあるパンでクロスティーニしても、旨みが生きてさっぱりと頂けます。バルサミコ酢を効かせて、少しオイリーな白ワインないし軽い赤ワインを合わせてみてはどうでしょうか。
また、定番の保存食、アンチョビも背黒鰯で作ります。オイルサーディンもアンチョビも市販のものより塩を減らして作れるので鰯の味が生きた保存食になります。
こんなに重宝な背黒鰯ですから、下処理の手間が半端じゃないとわかっていても、見かけるとつい買ってしまうのです。
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2009年12月9日水曜日

今週より通常営業いたします

12月4日、先週の金曜日、義理の祖母が永眠し、お店を臨時休業させていただきました。ご迷惑をおかけしました。
89歳で一族に見送られる葬儀は、悲しいけれども暖かく、家族の大切さをまた祖母に教えられたように思います。

今週より通常営業いたします。
ただ、11日金曜日は予めお知らせしておりましたが、お店はお休みです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2009年12月4日金曜日

臨時休業のお知らせ

2009年12月5日(土)喪中のため臨時休業いたします。
翌週の予定についても未定のため追ってご連絡いたします。
大変ご迷惑をおかけします。

2009年12月3日木曜日

2009年12月6日 フリーマーケット@茂原です

12月6日午前10時より、茂原駅前通り商店街駐車場にてフリーマーケットが開催されます。
ご縁があり、カフェ フューシャも出店することになりました。
現状ではお天気が危ぶまれますが(雨天中止です)、元来マーケット好きなので楽しみにしています。
マーケットには「お店」「売る側」「買う側」の理想的な原型があるように感じて、気分が盛り上がります。

今回は天候をにらみながらの小規模出店で、季節のお菓子を使ったタルト類と店内で使用しているものと同じ小物類を、のんびり販売してみようかと思っています。マーケットは16時までですが、品物がなくなり次第お店は少なくなっていくと思われます。

お近くを通った際には覗いてみてください。

*身内に不幸があり、出店できなくなってしまいました。残念。そして申し訳ありません。

2009年11月25日水曜日

2009年12月のお休み

2009年ももうすぐ終わり。冬の海辺で静かに営業中です。

12月は変則ですが、11日(第2金曜日)にお休みを頂きます。
第3週は16日(水曜日)から19日(土曜日)まで営業いたします。
年内の営業は26日(土曜日)までとなります。

上記以外は木曜日から土曜日まで、12時から18時半まで営業いたします。

2009年11月13日金曜日

2009年11月のお休み

11月は第3週を除き、木曜日から土曜日まで、12時から18時半まで営業いたします。
第3週はボジョレーヌーボー解禁にあわせて19日、20日、21日の3日間は
14時から21時までバー営業いたします。
第3週の水曜日はバー営業の準備のため、お休みさせていただきます。

2009年11月12日木曜日

11.19.2009 ボジョレーヌーボー解禁

11月19日、20日、21日の3日間はボジョレーヌーボー解禁を祝って、14時から21時までのバー営業となります。ランチメニューはございませんのでご了承下さい。
ボジョレーヌーボー以外にもグラスワインを日替わりで3種類程度(計4種類)ご用意いたします。フードはランチや夏のバー営業で好評だったメニューを中心に10種類程のラインナップになる予定ですので、ワインを飲み比べたり、お料理とのマリアージュを楽しんだり、とごゆっくりお過ごし下さい。
通常、秋冬の夕刻は常連さんがお一人でのんびりしているような店ですが、8席の小さい店ですので、遠方からのお客様はぜひお出かけ前にお電話ください。席の状況をお知らせします。
今年のボジョレーヌーボーは前評判は上々です。私も今からたのしみにしています。
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2009年10月26日月曜日

2009年秋 長野 ちきりや工藝店

ぶどう畑に寄り道をしたおかげで、松本での滞在時間は2時間ほどでしたが、物欲ゼロの夫と別行動をとり、ちきりや工藝店で濃密な時間を過ごすことができました。ご主人の趣味で全国各地から集められた民芸品がところ狭しと並べられている店内は、雑貨好きには堪えられない空間です。おしゃれにディスプレイされたセレクトショップにはない濃い空気が漂っています。
これだけの物があると、自然と飛び込んでくるものがあるものです。今回は北欧モダンを彷彿とさせる愛媛の釜のごはん茶碗と揃いの蕎麦猪口を普段用に、そして以前から店で使いたいと思っていた松江のエッグベーカーを購入。シンプルで質感に雰囲気のある作家さんの器も好きですが、普段のお茶碗は厚みと安定感があるものに落ち着きます。珍しく手にした柄物も”マイ茶碗”の気分を高めてくれます。蕎麦猪口は食後の番茶をのんだりする湯のみとして専ら活躍中です。
本当はこれ以外にもインドの素材不明のショールやら、ほんわか柄の砂糖壷やら、絣柄のような小物入れなどなど気になる物はあったけれど、旅の途中だから全てを連れて帰るわけにはいかず、それもまたよし。
柄選びの相談に乗ってくれたご主人は、「好きなものだけ売ってるのよ」と言いながら丁寧に包装して、「これで楽しくお食事してくださいね」と送り出してくださいました。こういう風に私も店を育てていきたい。
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2009年10月20日火曜日

2009年秋 長野 メルロ収穫

長野入りしてからRue de Vinの収穫ボランティアがちょうど募集されていることがわかり、急遽向かった東御市のブドウ畑。午後からの少しの時間でしたが、メルロの収穫に参加することができました。
今年の長野のメルロは天候の影響で不出来の中、小山さんの畑のメルロは鈴なりです。やはりそれなりの対策をされてのこの結果ということで、手塩にかけた大切な大切なブドウなのでしょう。
昨年はシャルドネの収穫ボランティアに参加したので、黒ブドウは初めて。早速お味見。とても糖度が高く、そして土の味がします。ワインになるのが今から楽しみです。隣の畑の小さいスペースにはピノノワールとカベルネも小さな房をつけていました。昨年はメルロも小さい房でしたから、こちらは来年が楽しみです。
来月からは醸造所の建設にも着工されるそうで、益々発展していくRue de Vin。私達も毎年ささやかながら1飲兵衛としてお手伝いできたら嬉しいと思います。
小山さんからお土産に頂いたランチの残りワインは2003年のメルロ。帰りの新幹線で栗おこわをツマミにいただきます。あづみのアップル時代に製造されたものでしょうか。ノンフィルタの少しマットなワインは果実味があって懐かしい味わいだけれど、野暮ったくない、そんなワインでした。
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2009年秋 長野 トロイメライへ

昨年9月にワイン用ブドウの収穫ボランティアに参加したことはご報告しましたが、その時のランチ@ブドウ畑でとっても楽しそうな集団がいました。おいしいお弁当とワインを持ってワイワイ。白馬のオーベルジュ、トロイメライに関係する方々だったのですが、隣にいた私達もそのおすそ分けを頂いて、ワインを酌み交わしてとても贅沢な時間を過ごしました。こんな気のいい人達が働くトロイメライってどんなところだろう、と興味をそそられて、来年は絶対トロイメライに行くぞ!と心に誓ったのでした。
そして今年、念願かなってトロイメライに1泊することができました。
こちらのオーベルジュ、ブルゴーニュ中心に揃えたワインと本場の食材を使ったフレンチで評判です。旅をすると地元のお料理や素材を楽しむことが多いのですが、木立に佇む建物(オーナーの設計だそう!)はそれだけで別世界で、こういう旅もありだなぁと思います。レストランと違ってフレンチを楽しんでそのままベッドに直行!というのがオーベルジュの嬉しいところです。
10皿構成の秋のメニューをヴォーヌ・ロマネと一緒に楽しみました。なかでも4皿ある前菜がとても素敵で「小布施栗の渋皮煮とフォアグラのムース ブリオッシュ添え」や「フランス産セップ茸入りカボチャのフランと秋トリュフのクリーム」が心に残りました。フォアグラテリーヌと無花果やプルーンなどのフルーツをあわせたり、フォアグラのポアレをブリオッシュに載せたものを頂いたことがありましたが、この組み合わせは初めて。栗とミルキーなムース、軽い食感のブリオッシュが三位一体となった一皿でした。秋の香りがたっぷりのフランは、しっかりしたお味のトリュフのクリームでワインが進む濃厚な一皿になっていて、夫婦で「おかわり!」と言いたいほどでした。
もう一つのグランドメニューにあった活けオマール海老がとても美味しそうだったので、次回トライすることとしましょう。
翌朝、お庭の涼しい空気の中いただくカフェオレとヴィエノワズリも最高です。フランス空輸のクロワッサン生地はホロホロとしていて、初めて行ったパリで、ジェラール・ミュロのカウンターで出来立てを頬張ったクロワッサンを彷彿させた、といっても過言ではありません。
そして、お料理以外に特筆すべきは、スタッフの方々のホスピタリティです。皆さん良い距離感でプロフェッショナルな仕事をしてくださいます。宿泊前の伝言がきちんと伝わっていたり、スタッフが変わっても連携がされていたり等々、本当に行き届いていて、当たり前のようでいてこういうサービスを受けたのは久しぶりだなぁと思わずにはいられません。昨年トロイメライに興味を持ったきっかけが「人」だった所以がこんなところにも現れているのでしょう。
素敵なバースペースでオーナーのブルゴーニュワインへの熱い想いを伺いながら、夢を形に、だからトロイメライなのかぁと良い気分に酔っ払いまして、ベッドに直行!したのは深夜だったのでした。
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2009年10月7日水曜日

中秋の名月

今年の中秋の名月は、昼過ぎまでの嵐が嘘のように夕方になって雲間から顔をのぞかせました。皆さん口々に夜の天気を気にしていらっしゃったので、皆の願いが通じたのでしょう。
お客様の中には、赤味を帯びたススキ、女郎花、そして暈しの入ったコスモスを集めてお月見をされるという風流な方も。私も近くのコスモス畑(?)にコスモス狩りに行ってきました。白、薄ピンク、濃ピンク。さやさやと揺れるコスモスが群生している様子は郷愁を誘う、美しい秋の風景です。今年はそんなコスモス畑に「ご自由におとり下さい」の看板をよく見かけます。昨日は東京行きの特急に乗り込む方の鞄に抱えるほどのコスモスの大きな花束が揺れていました。田舎の秋のお土産ですね。
写真は近くの打ちっぱなしで。「月とゴルフボール」。
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落花生が豊作です

新物の落花生が店頭に並びはじめてだいぶ経ちましたが、我が家の落花生もいよいよ収穫です。
今年の初夏に初めて2本の苗を植えました。もともと落花生なるものにあまり興味はなかったのですが、昨年お客様から掘りたての落花生を頂いて。その生り方の可愛らしさと、乾燥させずに茹でて頂く、なま落花生のフレッシュな美味しさは新鮮な驚きでした。また、トマトのコンパニオンプランツになるとの情報があり、少しでも害虫退治の手間を省ければとプチトマトの苗の横に植えてみたのです。
栽培は本当に簡単なもので、黄色い豆科特有の花が咲く頃に回りを除草し土盛をして落花しやすくした程度。それでも慎重に掘り起こしてみると可愛らしい大粒の落花生が鈴なりになっています。ひとつひとつ草からむしっていくのも、自分で育てた落花生となれば愛おしいもの。
強めの塩で水から茹でて、そのままおつまみに。生の落花生のミルキーな味わい、殻を砕いた時の渋み、そして塩味が渾然一体となった美味しさです。ミネラルを感じる白ワインに良く合います。殻の渋みにかけてうっすらと樽の風味の白ワインを合わせたり、ミルキーな味わいに白かびチーズをあわせても楽しみが広がりそうです。来年はもっと植えてしまおうか、と欲がでてくる秋の収穫です。
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2009年9月27日日曜日

2009年10月のお休み

10月は遅めの夏休みをとびとびで頂きます。
第3週(15日-17日)および最終週(29日-31日)は夏休みのため休業いたします。
ご迷惑をおかけします。

それ以外は木曜日から土曜日の12時から18時半まで営業しております。

7月から9月まで営業していた14時から20時までのワインバーは終了しております。

2009年9月16日水曜日

夏のワインバー、終盤です。

7月より平日営業しておりました夏季限定ワインバーも、9月一杯でひとまず終了させていただきます。
テクテクと歩いて訪ねてくださった皆様、ありがとうございました。ワイン好きの方に出会えて、私も楽しくサービスすることができ、自分自身が本当にワインのある時間が好きなのだ、と再認識できた3ヶ月でした。
慣れないうちはバーメニューに手間取り、お菓子の準備が遅れたり、サービスの時間が遅すぎたり、と至らない点が多々あったと反省しております。それでもまた訪れてくださるお客様に何度となく救われました。ありがとうございました。ここで得た経験と反省を今後のワインバーの機会で生かしていきたいと思っています。直近はボジョレーヌーボー解禁ですね。

10月からは、平日も前菜と主菜の2皿構成のランチをまた始めたいと思っています。ワインバーでの経験を前菜皿に生かしてブラッシュアップさせていくことが目標。もちろん、ランチでワインを楽しむお客様、大歓迎です。また、ワインバーの時期には簡素化していたデザートについても、秋冬に楽しい、手の込んだ、もしくは、仕上げたてのレストランデザートをお出しできればと考えております。

あと2週間のワインバー、楽しんでいこうと思います。
ちなみに写真は大好きなシェーブル。ワインバーでご好評を頂いていた「4種のフロマージュの盛り合わせ」も今月限りです。ぜひお立ち寄りください。
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祭りだ!

先週の良く晴れた日曜日は、初めて一ノ宮の十二社祭りを見に行ってきました。玉前神社を出発した神輿と稚児を乗せた馬が海岸へ走る姿は、心躍るものです。
女性に大声で名前を呼ばれて見回すと、たまアートの先生が元気にお神輿を担ぎながら、ニコニコしていらっしゃいました!素敵ですね!

神社での雅楽を少し見学した後、食い気先行の私達は露店の広島焼きとゴマだれのつきたて餅を購入して、早速ぱくつきます。露店は作ってくれている人をジーっと観察してから判断すると失敗が少ないように思うのは私だけでしょうか。料理は心意気。そんなものを感じる人のお店を選ぶようにしてます。露店で飽きたらず、玉前神社前のたこ焼き屋さんにてそば焼きとたこ焼きも食します。ここも初老のご夫婦で一生懸命に切盛りされているお店で、焼きたてのたこ焼きはきちんと作られた美味しさですね。玉前神社に来ると寄らずにはいられません。

ビールでほろ酔いの夫を乗せて、神輿を追って海岸へ。たこ焼き屋さんで一服したのが災いして、海岸で馬が走る姿は見逃してしまいましたが、神輿が海に乗り入れる姿を間近で眺め、海辺の祭りならではの雰囲気を味わいました。夏の終わりを感じた、気持ちのよい風の吹く、暑い1日でした。
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今年も栗が届きました

今年も茨城から栗が届きました。サラリーマン時代から応援してくれているTさんのお母様から、よい栗が出たところをすかさず送って頂いています。あたたかい自筆のお手紙が添えられていて。私も優しく、大切に栗を扱う気持ちになります。

特大粒は昨年カフェで喜んでいただいたタルトを作るために渋皮煮に。作業は3日間の長丁場で、爪はぼろぼろ、両手の親指はガサガサになってしまいますが、仕上がった大粒の渋皮栗は瓶を眺めているだけで惚れ惚れしてしまう仕上がりです。ブランデーがほんのりと効いた控えめな甘さは、濃い目にいれたゴールデン・ダージリン・アールグレイやアイリッシュモルトなどの紅茶にとても良く合います。渋皮栗のタルトは9月下旬からカフェでお出しする予定ですのでお楽しみに。

中くらいの粒は甘煮と塩煮にしてみました。今年のボジョレーヌーボー解禁には栗の塩煮を使った赤ワインに合う料理も出したい、と夢が膨らみます。

今回の栗は早生のもの、ということで、これから更に大粒の栗が出てくるとか。その時はまた渋皮煮を作って、残りは栗の風味を生かした栗餡で作るモンブラン用に仕込む予定です。こちらもお楽しみに!
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2009年8月22日土曜日

いわし料理、やってます

ここのところ天候の影響からか、不漁続きらしく、魚屋さんの店先もやや寂しい雰囲気。
とはいえ、秋が近づくこの頃、まるまると太ったサンマや鰯が美味しそうに銀色に輝いています。新鮮な青魚の刺身を味わえるのは、九十九里ならでは。

フューシャでは、鰯も一手間かけてワインに合うメニューとしてお出ししています。この冬に仕込んだ背黒鰯のアンチョビをはじめ、鰯とレーズンのコンフィ、自家製オイルサーディンなどなど、どれもお酒がすすむお料理です。
脂の乗った鰯に、夏野菜のグリルや海塩の効いたフォカッチャをあわせて、すっきりと冷えた白ワインとどうそ。

昨年訪れた海の幸豊富なヴェネチアのワインバーでも、鰯を使ったおつまみにたびたび遭遇しました。ヴィネガーでさっぱりと、また、オリーヴオイルで風味豊かに仕上げた鰯に、もちろんワインはソアヴェ。日本に出回っていない在来品種とシャルドネの混醸ワインなども、さっぱりとして美味しかった記憶が蘇ります。
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2009年9月のお休み

9月は18日(第3週金曜日)がお休みです。16日(第3週水曜日)は営業いたします。
それ以外は
木曜日&金曜日 14時から20時(ラストオーダー)まで
土曜日       12時から18時半まで
営業しております。

7月より実施していた夏季限定ワインバーも9月一杯で終了です。ぜひお立ち寄りください。

2009年7月26日日曜日

引き続き、夏のカフェ&バーやってます

7月から実施している平日のカフェ&バー営業ですが、8月、9月も引き続き行うこととなりました。
夏の盛りの夕方、初秋の頃に、涼しい風を感じながらワインをお楽しみください。

平日の営業時間:14時から20時(ラストオーダー)
土曜の営業時間:12時から18時半(閉店)

2009年8月のお休み

8月は7月に引き続き、平日は夏季限定のカフェ&バー営業をおこなっております。
14時から20時(L.O.)までとなっております。

第3週は12日(水曜日)から15日(土曜日)まで営業いたします。
29日(土曜日)を臨時休業とさせていただきます。

2009年7月21日火曜日

南白亀川のおまつり

19日、日曜日は朝からとても暑い1日でしたが、カフェの前を流れる南白亀川でイカダ上りのお祭りがありました。いつも静かなこの界隈もたくさんの人で賑わって、こころ浮き立つ気分の1日でした。

お祭りに敬意を表して、カフェ フューシャもカフェ&バー営業させていただきました。初めまして、のお客様がたくさん訪れてくださり、オーストラリアワインに詳しい素敵なご夫婦との思いがけない出会いもあり、これもお祭りが結ぶご縁でしょうか。
本格的な夏の訪れです。今年もたくさんの出会いがありますように。
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2009年7月6日月曜日

旅に出たくなるとき

日仏学院以来のお友達のCちゃんがパリ、プラハ、ベルギーへの一人旅へと旅立った。彼女の旅行はがんばった自分へのご褒美。以前はアイルランドにはまっていたけれど、最近は再びフランスらしい。
梅雨空の日本で、換気扇の大掃除や庭の手入れをしながら「今は何処かしらん」と、ふと考えると、私の気持ちもフラフラとヨーロッパを彷徨うようです。こんな時は本を読んでも、音楽を聴いても、遠い国のことが心に飛び込んできます。
数ヶ月前からカフェで販売している小冊子の「波音日和」の編集者Tonman氏が、過去にイラストレーターとして携わっていたフリーペーパー「THE SECRET BEACH」を持ってきてくれました。
美しい異国の写真。旅先での夜の雰囲気、ワクワクしてちょっと不安な街歩きの気分、現地の人とのちょっとした交流の味、そんなものを思い出させてくれます。
この冊子、店内で閲覧できますので、コーヒーのお供に楽しんでみてください。
また、Tonman氏はカフェフューシャ文庫にもたくさんの本を寄贈してくださいました。皆さん、また木箱の中を覗いて見てくださいね。
頂いた松浦弥太郎氏のくちぶえサンドイッチをツマミ読みしたら、ますます旅心が募ってしまって。。
あー旅に出たいー。

2009年7月 臨時休業のお知らせ

7月15日(水)は都合により臨時休業とさせていただきます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

2009年6月29日月曜日

旬の果物のフルフルデザート

フューシャのデザートはタルトやパイなど、焼き菓子が中心ですが、梅雨から夏の終わりまでは旬のフレッシュフルーツを使ったフルフル系デザートが花盛りです。
市場に並んだフルーツの旬をとらえて、あまり作りこまずに素材の味を大切にしたデザートに仕立てます。


アーモンドの風味をゆっくりと煮出したトラディショナルなブランマンジェに地元のメロンのスープをあわせたもの。フロマージュブランで作ったクレメダンジェに大粒のブルーベリーをのせて、苦味のきいた栗の蜂蜜をかけて。そして眺めているだけでうっとりのピンク色に染まった桃のコンポートとスモモのゼリー。爽やかな苦味のピンクグレープフルーツのプリン。和の風味、スイカの葛ゼ リー、などなど。。。
どれも見目麗しく、喉越し爽やかで、食後にもするっと食べられる、旬の冷菓です。
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夏のカフェ&バー、始まります

7月から平日は営業時間を後ろにずらしてカフェ&バー営業を行います。
陽の延びた夏に、海辺でワインを楽しんでいただきたくて。。

平日の営業時間:14時から20時(ラストオーダー)
土曜の営業時間:12時から18時半(閉店)

平日のバーメニューは新たに仕入れたスペイン産生ハムのハモンセラーノをはじめ、お酒がすすむ前菜料理や煮込み料理などをご用意してお待ちしております。
土曜日はこれまでどおりのランチとカフェの営業となりますが、平日のランチは2営業日前までのご予約のみ(2名様以上、4名様まで)とさせて頂きます。
これまでと違うカフェの雰囲気が楽しめるのでは、と私も今から楽しみにしております。この夏、多くのワイン好きの方とお会いできますように。
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2009年6月25日木曜日

2009年7月のお休み

7月は第3金曜日の17日にお休みをいただきます。19日は南白亀川イカダのぼり大会にあわせて、12時よりカフェ&バー営業(ドリンク、アルコール、お菓子、小皿料理のみ)となります(荒天時20日に順延)。

また、別途詳細をご連絡しますが、7月から夏季営業として、平日の営業時間が変更になります。
14時から20時(ラストオーダー)のカフェ&バー営業となり、ランチはしばらくお休みとなります。
夏の夕暮れ、涼みながらワインをどうぞ。

追記:店内および一部近隣でお配りしておりました予定表で15日(水)がカフェ&バー営業となっておりましたが、臨時休業とさせていただきます。ご迷惑をおかけします。

2009年6月24日水曜日

レモン三昧

瀬戸内の島から無農薬レモンをダンボール1箱取り寄せてからというもの、タルトやケークとレモンづくしのメニューが続きましたが、それも終了。90個近いレモンもとうとう終わりとなりました。こんなレモン三昧も、終わってみるとなんだか寂しいもので、あの色と酸味がそんな気分にさせるのでしょうか。。。また少ししたら懲りずに取り寄せてしまいそうです。
レモンのお菓子に代わって、このレモンで作ったレモネードのソーダ割りをメニューに載せています。ムシムシと暑い梅雨の時期に、シュワシュワとしたレモンスカッシュは見た目にも、喉にも爽やかです。マドラーでぐいぐいと果肉を絞りながら飲むのが正しい飲み方です!
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梅酒考 2009

産直の売り場で見かける青梅も、だいぶ終わりに近づいてきましたね。梅酒、梅シロップ、梅干、梅ジャム。。。皆さん季節の味の仕込みに追われていらっしゃるのではないでしょうか。
私は今年はなぜか深夜に思い立って、毎年恒例の梅酒づくり。昨年漬けた梅酒のレシピを横目に味見と称して飲みながらの作業です。今年はもうちょっと、辛口にしようかしら、などと毎年思いのままに漬けています。終わった頃には夜が白々と明けかけていました。
梅酒も家庭ごとに様々だと思いますが、私のこだわりは漬けるお酒。ここ数年のお気に入りはジンで漬ける梅酒。グルメ&ワインの先輩のM氏に教わったものですが、もともとは六本木のフレンチレストランのシェフからのアドバイスだと言っていましたっけ。我が家では漬ける量も少ないので、ちょっと奮発してタンカレーを一瓶使います。ジンのハーブの香りとあいまって、とても爽やかで大人の梅酒ができあがります。それ以外にも、お酒置き場を覗いて、お菓子作りに使って中途半端に残ってしまったVSOPや、お土産に頂いた黒糖焼酎なども動員。結局、美味しいお酒を使えば、美味しい梅酒ができるのは当然、というわけです。
それほどでも。。。というお酒を使う場合は時間の力を借りましょう。そこそこのお酒も5年も経てば、トロリとした琥珀色の梅酒になっていますから。光太郎が智恵子の漬けた10年ものの玉のような琥珀の梅酒を味わったように、ゆっくりと待ちます。
昨年の梅酒から引き上げたタンカレー漬の青梅は自家製の柑橘のピールと一緒にカトルカールに焼きこんで、カフェでお出ししています。この青梅も味や食感が毎年違うのが面白いところです。この時期ならではの爽やかなケーキには、コアントローを効かせた淡いホイップクリームを添えて、ハーブティや焙じ茶と一緒にお召し上がりください。
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2009年5月28日木曜日

ベルギービール、好きですか?

ベルギービール、好きですか? ワイン好きの私ですが、酵母で白濁したホワイトビールが好きです。自然なワインとあい通じるナチュラルな味わいは、身体に染み渡るようで、食前酒や最初の1杯に最高ですね。
最近、カフェ フューシャでもホワイトビールの代表であるヒューガルデンを取り扱い始めました。ヒューガルデンはオレンジピールとコリアンダーの実の香りが印象的な爽やかなベルギービール。レモンスライスを浮かべて専用のグラスで頂きます。ベルギービールのお供はやはりムール貝の白ワイン煮でしょうか。九十九里では、あさりや蛤を使って、フレッシュハーブを効かせて仕上げます。貝の美味しい季節にぜひどうぞ。
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2009年6月のお休み

6月は第1週木曜日(6/4)、第3週水曜日(6/17)、第3週金曜日(6/19)をお休みさせていただきます。
それ以外は木曜日から土曜日まで、12時から18時半まで営業しております。変則営業になってご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

2009年5月19日火曜日

5/21 開店時間変更のお知らせ

5月21日(木)は都合により午後1時より開店とさせていただきます。ご迷惑をおかけいたします。

2009年5月11日月曜日

新玉まつり!

白子の新たまねぎが美味しい季節です。町でも5月6日に「たまねぎ祭り」なるものが開催され、盛況だったそうです。
私はカフェのお得意様の畑にお邪魔して新たまねぎの収穫を体験させていただきました。採れたてはやっぱり甘みが違います。旬の地かつおのたたきにたっぷりかけていただきます。ポン酢には、この時期たくさん出回るオレンジなどの柑橘類を搾り入れ、上等のごま油などをタラリとたらして、自然の甘みを楽しみます。また、水にさらさずに食べられることを利用して、フードプロセッサで新にんにくと共に粗めに刻んで、ビネガー&オイルもしくは酢醤油などをあわせて味を調整するだけで、とろっとしたドレッシングに。グリルしたお肉やお野菜にかけて、さっぱりと頂けます。
今週のカフェでは小さな新たまねぎを丸ごと牛スネ肉と煮込んだポトフなどをお出しする予定です。2種類のディジョンマスタードをつけて、ピノノワールなどの軽めの赤ワインとご一緒にどうぞ。

2009年4月28日火曜日

GWくらい昼からワインでも飲みましょうか

GW中の日曜日、5月3日&10日は1時から18時までカフェ&バー営業をいたします。ぜひお日様の下、揺れる川面を眺めながら、カットしたての生ハムや、手作りの小皿料理をつまみながら、冷えたカヴァやワイン、ベルギービールをお楽しみください。

当日のグラスワインは3-4種類ご用意しております。ハーフサイズから楽しめますので、色々飲み比べてみるのも面白いもの。
店主の大好きな白ワインはイタリアのフリウリ・ヴェネチア・ジューリアのエレガントなものや、フランスのロワールやアルザスの自然派のものを。また、フランスの南西地方のイチゴの香りのするロゼワインはこの季節にぴったりです。赤ワインは果実味豊かなフランスのもの、スパイシーなイタリアのものをご用意しています。ベルギービールはホワイトビールのヒューガルデン。コリアンダーとオレンジピールの香りが爽やかで、最初の一杯に最適です。お楽しみに。

2009年4月24日金曜日

2009年5月のお休み

5月は第3週金曜日、15日にお休みをいただきます。
また、第3週水曜日、13日は営業いたします。

別途詳細をお知らせいたしますが、GW中の日曜日、5月3日&10日は1時から6時までカフェ&バー営業いたします。ぜひ遊びにいらして下さい。

上記以外は通常どおり、木曜日から土曜日まで12時から18時半の営業です。

2009年4月11日土曜日

2009年4月のお休み

4月は17日(第3週金曜日)にお休みをいただきます。
4月より第3週は水曜日も営業いたします。4月は15日が営業日となります。
それ以外は通常どおり木曜日から土曜日まで、12時から18時半までの営業となります。

2009年4月10日金曜日

おいしいもの好きが集まれば

カフェの春休みの最終日は、白子の漁師料理屋まるしちさんに常連さんのご夫妻とN子さんと集いました。まるしちさんは看板どおりの頑固親父の店、といった雰囲気で、新入りの私には敷居が高いのですが、魚の新鮮さといったら!
そして今回はまるしちさんに通い続けているN子さんの紹介なので、親父さんが腕をふるってくれると楽しみにしておりました。
鰯の前菜に始まり、帆立貝柱の串焼き、あん肝の柔らか煮(ワインにもあいそう)、烏賊刺し(透明感が違います)、芸術的な平目のこぶ締め(歯ごたえが凄い!)、絵に書いたような金目の煮付け(プロの仕事です)、と手の込んだ漁師料理を堪能しました。親父さん、お上さんの話を聞きながら、麦焼酎もクイクイとすすみます。
おいしいものを食べながら、あれやこれやと色々な話をして、後にはほんわかと楽しかった余韻が残る、そんなリラックスした時間でした。
月明かりの下、ほろ酔いで帰るご夫妻と私。暗闇には白い桜がぼおっと浮かんでいて、記憶に残る一夜です。
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春休み、ありがとうございました。

2週間の春休みをいただいておりました。今週木曜日(4月9日)から営業しております。
休み明けからプチフール専用のガラスケースを設けました。お家でのお茶のお供にどうぞ。

春休みの間に季節は春を迎えました。
海もすっかり春めいて輝いています。小高い丘の上で春の海を眺めながら、お弁当&本気のお昼寝、というのんびりした時間を過ごしました。


桜も数日の真夏日で一気に満開を迎えました。九十九里の桜前線は東京より1週間ほど遅くやってきたようです。
写真は長生村の尼ヶ台総合公園の桜並木。整えられた園内は広々として、良い意味で日本離れした雰囲気です。池、広場、遊技場、丘と様々なスペースで老若男女が思い思いに桜を楽しんでいます。花の終わりもピクニックが気持ちよくできそうです。芝生を見ると、なぜだかバトミントンをしたくなるのは私だけでしょうか。。。
隣の農産物直売所も手作り感覚溢れる良いところですね。完熟トマトがいつもあるので頼りにしています。そして隣の植木屋さんも覗いて、植木を物色。自分の好きな木を庭に植える、これは小さい頃からの夢だったように思います。去年植えた利休梅が我が家の庭で満開です。
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2009年3月18日水曜日

深夜のプチフール

カフェでケーキのお持ち帰りを頼まれることがありますが、在庫が少なかったり、注文に応じて仕上げるタイプのお菓子の場合、お断りせざるを得ないことが多々ありました。
自分自身、ちょっとお菓子を食べたい時に、場所柄なかなか良質のお菓子が手に入らない事を実感して、さっと持ち帰れる気軽なプチフールを作りたいな、と思い立ちました。
イメージはレストランで最後のお茶やコーヒーにあわせて出てくるような、ちょっとした可愛らしい、でも味は本格的な焼き菓子。それでいて、ヨーロッパの街角のお菓子屋さんで、おばさんが紙袋に入れてくれるような、気取らない素朴なもの。
最近はプチサイズのマドレーヌにはまっています。こういうバターがたっぷり入った焼き菓子は焼きたてが最高!外側はカリッと、中はしっとりアツアツです。深夜に仕込みながら、味見が止まらない。。。なんてこともしばしば。そして時間の経過と共に全体が一体化して、こちらも正統派の味わいです。
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貝の季節がやってきました

春の到来ですね。春はおいしいものがたくさんありますが、ふっくらと太ってきた貝類、楽しみですね。魚屋さんの店先では青柳や赤貝がつやつやと輝いて、浅利や蛤もころころと太っています。地元ならではの蛤の稚貝の汁物もオツなものです。
写真は北海道産の帆立貝。馴染みの魚屋さんで通年手に入るものですが、この時期貝柱がふっくらとして常にもまして美味しそうです。グリルで炙って、エスカルゴバターを落として頂きます。こんなお料理には樽の効いたシャルドネをあわせて、春の苦味のあるお野菜と一緒が最高ですね。
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2009年3月3日火曜日

2009年3月のお休み

3月は第3金曜日、20日にお休みを頂きます。
また、3月26日(木)から28日(土)、4月2日(木)から4日(土)の2週間は春休みでお休みさせていただきます。ご迷惑をおかけします。

2009年2月26日木曜日

ワインの友とフランスワイン

ワインスクール時代の同窓会と称して、久しぶりに恵比寿のワインスクールのバーに集いました。今回はワインは持ち寄りで、先生の作ってくれたお料理を頂きます。持ち寄ったのは偶然にも全てフランスワイン。気が合いますねぇ。クレマン・ド・ブルゴーニュで乾杯してから、白ワインから始めましょうか。
酒豪で白ワイン好きのWさんが選んだのはコンドリュー2002、ピエール・ベネティエール。コンドリューは北ローヌで、ヴィオニエ種100%で作られる高級白ワインです。煌く金色のワインはドライでありながら、高貴な花の香りと、ウイスキーのような芳しい樽の香りがします。それが目立つことなく、時間の経過と共に様々に変化していきます。皆しばしうっとり。。。 味わいの複雑さも、只者ではありません。ピエール・ベネティエールという生産者は小規模で取材も受けないそうですが、ラベルからもそんなナチュラルな姿勢が読み取れ、好感が持てます。
お次は赤ワイン。日本料理の先生で大好きなTさんが選んだのは、お気に入りのピノ・ノワールから、フェヴレのジュブレ・シャンベルタン1er cru、クロ・デ・イサール。モノポールです。ピノの可愛らしい香りと、華やかさ、1er cruの重厚さがあります。フェヴレはコート・ド・ニュイの大規模ドメーヌ。エチケットも品があって豪華ですね。ブルゴーニュピノらしさが安心して味わえます。とはいえ、野暮ったさのないスマートな味わい。モノポールを飲むのは初めての私。気分も上がります!
そして最後は私が持ち寄った白甘ワイン、ルメール・フルニエのレ・バール2003。ヴーヴレの幻の醸造家、ニコラ・ルナールのものです。タルトタタンのよ うな甘い香りで、シュナンブランの底力を見せつけてくれます。ナチュラルな味わいながら、舌の上で転がすように飲める、濃密なデザートワインです。コースの最後にデザートかチーズで迷った時は、デザートワインでチーズが正解ですね。とても優雅な気分になれます。
気の置けないワイン仲間と、グラスに残った金色の液体に、いつまでも香りの余韻を楽しむ夜でした。
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