2008年3月20日木曜日

大人のパン、始めました。


自家製酵母の調子次第なのですが、取り合わせに凝ったパンをテイクアウト専用でお店に置くようになりました。コンセプトは”大人のパン”。ディナーやブランチのお供にふさわしい、大人仕様のパンを目指しています。

ちなみに、今日はPain de seigleです。イチジク、プルーン、ワイルドブルーベリー、胡桃をたっぷりと詰め込んでいます。薄くカットして軽く焼いてブルーチーズやウォッシュタイプのチーズを合わせワインのお供に。もしくは、温めたものを手でグワシと割って、こってりしたバターを固まりでのせてミルクティーと一緒にパクリ、というのも美味。

仕込み量が大変少ないので、お店で見かけた時はぜひお試しください。

2008年3月19日水曜日

自家製スコーンのマリアージュ


最近お店でよくお出ししているスコーン。
翌朝の朝ごはんに、とテイクアウトでお買い上げいただくお客様が多いのですが、ぜひ、お店で召し上がっていただきたいものの一つです。

フューシャのスコーンは週ごとにフレーバーを変えています。フレッシュやドライのフルーツに、ナッツなどを加えて。そして、そのフレーバーに合ったジャムや蜂蜜を添えてお出ししています。

例えば、今週はクランベリーとヘーゼルナッツのスコーンに、KUSA喫茶のイチゴとラズベリーのジャムとホイップクリームを添えてお出しします。KUSAさんのジャム、手作りのおいしさが詰まっていて、いままで食べていたイチゴジャムは何だったんだ!と思わせる仕上がりです。

温めたスコーンを上下で割って、下にジャムや蜂蜜をのせて、上を帽子のようにのっけて。
大きく頬張ると、うーーーん、お口の中は幸せなマリアージュ!こういう渾然一体かつ複雑な味わいをこよなく愛する私です。これで濃いアールグレイのミルクティを飲めば、完璧ですね。

フューシャのフードメニュー

3月第2週より、店主念願のフードメニューのご提供を開始しました。

なぜ、念願かと言えば、店主はお酒好き(特にワイン)ですので、
いつの日か、お気に入りの自然派ワインと気の利いたおつまみで、海のお散歩の帰りに
ゆっくりできるお店にしたいと思っており、フードメニューの開始はその第1歩となるからです。

試行錯誤の末、今のところ定番となっているのはキッシュ。
極上のオリーブオイル、岩塩と挽き立てのコショーでトスしたグリーンサラダや
赤ちゃんにんじんで作ったキャロットラペを添えてお出ししています。
キッシュの具材も、蚕豆などの旬の野菜やスモークサーモンやキッシュロレーヌなどの伝統的なもの、と週替わりで考えています。

今後も、フレッシュなスープや、凝った具材の天然酵母パンなど、フードメニューの幅を
広げていきたいと考えています。

まだまだ開店時に準備万端整えることが難しく、お客様にご迷惑をおかけすることもありますが、
きちんとした材料で、丁寧に作ったものを、出来立てで召し上がっていただくように、
孤軍奮闘しておりますので、ご理解ご支援よろしくお願いします。

2008年3月6日木曜日

優しい京野菜イタリアン



先日、丸の内はTOKIAのイル・ギオットーネに女酒豪3人組の会(?)で行ってきました。
こちらは京都の予約の取れないイタリアンレストランとして有名ですね。
酒豪ナンバーワン?のSさんが予約してくださいました。ありがとうございます。

来店は数年前の結婚記念日以来の2度目。
時期も同じ頃で、フレッシュなサバなどの旬のお魚を京野菜と
軽やかにあわせていて、身体に優しいお食事に風邪がふっとんだのを覚えています。

今回も最初のパスタまでの4皿は圧巻。お野菜とお魚を中心とした軽やかなもの。
バニラのような香りのピエモンテ州の白ワイン、Roeroと一緒に頂きます。
写真は3皿目のカリフラワーのブランマンジェ、パンチェッタとブロッコリーのソースが添えてあります。
でも、一番お気に入りだったのは、炭火で焼いた鰆に、ゆがいた豆苗をのせて、
爽やかな味わいの七味をふった、バベッティーネという稲庭饂飩のような形のパスタ。
こちらもお家ごはんの参考になりそうな優しいお味です。
おいしすぎるとカメラを忘れるのが常というもの。。。。

後半は力尽きてペースが鈍りがちに。
というのも、パンと一緒に出てきた2種のオリーブオイルがあまりにおいしすぎて、
オイル食べたさにパンをたくさん頂いてしまいました。。。
ヴェローナの透明感のある爽やかなものと、シチリアのノンフィルターのフルーティなもの。
喉の辺りに心地よい苦味を感じます。
新婚Hさんの「これだけでいくらでも呑めちゃう」のお墨付きも頂きました。

予約のとれないレストラン。
流行に流されるつもりもないけれど、
たまには先々の予約を心待ちにして、改まった気持ちで行くのも良いものです。

2008年3月5日水曜日

器と織物の二人展



カフェ フューシャの器を制作していただいた
一柳京子さんの二人展が銀座で開催され
ていると聞いて、駆けつけました。
二人展とは、織物作家の野上美喜さんとの展示だから。

一柳さんの器は繊細かつ素朴だけれどモダン。
野上さんの織物も同じテイストで、
女性がものを作るって素敵だなと思える作品です。
私も誘惑に負けて白い麻のストールを
購入してしまったのでした。。。

もちろん一柳さんの器も一つコレクションに加わりました。
写真のマットな黒の脚付きの器です。
そしてのっけたのはバナナと胡麻のスコーン。
お店のアイアンの装飾に合わせたり、焼き菓子を飾ったり、
大きすぎないサイズもカフェ フューシャにぴったり。

縁あって我が家に来たこの器。末永く大切に使っていきたいと思います。

開店時間延長のお知らせ

2008年3月6日の営業から開店時間を12時から18時半までと延長します。
初めての青色申告も終わり、新たな気持ちでランチに取り組むことにしたためと、
春も近づいて夕暮れの美しさも長く味わえるようになったためです。

また、たくさんのお客様と出会えますように!