2010年2月16日火曜日

初めて食べるスペイン料理は?

父の誕生日祝いに、飯田橋 軽子坂のスペイン料理 コメドール・エル・カミーノへ。彼曰く、スペイン料理は初めて、とのこと。本当だろうか?
こちらは同じビルの2階に系列のバルがある人気のレストラン。プリフィクスのコース料理を食べさせてくれます。
今回、特筆すべきは、なんともシンプルな前菜のヒヨコマメとほうれん草のカスティージャ風。温かいサラダのようなもの、という説明でしたが、ヒヨコマメのホクホク感とほうれん草の甘み、シェリーヴィネガーの酸味が絶妙な1品でした。きっと、スペインの家庭で気軽に食べられるようなお料理なんだと思いますが、手軽に手に入る材料なので、ぜひ我が家の食卓でも再現してみたい1品です。
母はお酒も飲まないのに、40ヶ月熟成のハモン・イベリコがお気に入り。とろける脂と塩味の強い肉が白ワインにぴったりです。今回のカタルーニャ州モンサンの白ワイン、エティム・ブランコ2006は、ガルナッチャブランカを一部樽熟成させたコクのあるタイプ。オレンジの蜜のような甘い香りにバニラの風味がかすかにする優しいワインです。兄はこれが非常にお気に召した模様。
締めは、店の看板にもなっている鉄鍋で供されるアロス・メロッソ。魚介の出汁が効いたおじやのような優しい味わいで、70代にしてスペイン料理初体験の父も違和感なく完食。 締めにお米を頂けるとやっぱり安心するようです。
最後はレモンのソルベにカヴァを注いでもらって上機嫌にmake a wish! 長生きしてくださいね。
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