1月も残すところ1週間となり、今年もあっという間に1年が過ぎ去りそうな予感がヒシヒシとします。
今月は和菓子のご用意が間に合わない日もあり、わざわざご来店頂いたお客様にはご迷惑をおかけしました。
最後の1週間は花びら餅を毎日ご用意しておりますので、慌しい日常を忘れて、煎茶と一緒にほっこりして頂きたいと思っています。
花びら餅は、宮中の新年行事に使われていたおせち料理が簡略化してこの可愛らしいお菓子になったもので、裏千家のお初釜に使われるようになり、一般にも新年のお菓子として定着したのだとか。すりガラスのような求肥に濃いピンクが透けて、上品な味わいの味噌餡と牛蒡の蜜煮が絶妙なコントラストです。
味噌餡はなんとなく敬遠していた私でしたが、このお菓子でその美味しさに目覚め、いろいろなお料理に白味噌を使ってみたいと思うようになりました。また、手作りの牛蒡の蜜煮は香り高く、こんなに可愛らしく、上品かつ素朴なお菓子を考案した昔人に感心するばかりです。
和菓子初心者の方にはちょっとびっくりする取り合わせかもしれませんが、小豆餡の和菓子に親しんでいる方にこそ、召し上がって頂きたいお菓子だと思います。
2 件のコメント:
わぁ~ 花びら餅を出されていたのですね。お書きになっているように花びら餅は裏千家が初釜に出すお菓子。表千家ではただの、お饅頭が出てくるのです。
私は花びら餅のほうが好きなんですけど、あれ食べたいって言ったら破門されそうで、、、、
お薄といただきたかったです。
今日もお昼とデザートを頂に参上いたしました。美味しかったです。でも、前回はダージリンのセカンドフラッシュでしたのでって、、、、おっしゃったのには驚きました。
隣のお客さんにも、前回のフレーバーティはお好みじゃないようなのでっておっしゃってましたけど、客の顔と注文を全部覚えていらっしゃるのでしょうか、すごいですね~
こちらは自分の名前すら忘れそうになっております。
今日のエピソードもブログに出させていただきました。
ご夫婦でご来店いただきありがとうございました。
食べ物についての記憶には自信があるほうだったのですが、最近はままならなくなってきました。寄る年波でしょうか。。
今年は和菓子もイベントごとにお出ししていきたいと思いますので、お楽しみいただければと思います。
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