久しぶりの一人の東京の夜、日仏学院の落ちこぼれ時代からの友達であるCちゃんを神楽坂へ呼び出します。Cちゃんを待つ間、手仕事の器の店 La Ronde d'Argileを久しぶりに覗きに。 今日は器との出会いは無かったけれども、いくつかの布製品を購入。 このお店は雰囲気のある女性がお一人でやっているようですが、いつも器を引き立てるお花の生け方に惚れ惚れしてしまいます。この日は畳のこあがりには艶や かな蝋梅、窓辺には色っぽい香りの木蓮の大きい枝、ガラス棚の上には器と色を合わせた渋い赤のシキミアに、八重咲きのグリーンのトルコ桔梗、ユーカリ、紫 のヒアシンスをあわせて。古い呉服屋さんだったという建物と、手仕事の作品と、お店の女性の雰囲気とぴったりとあっています。つなげているのはセンス、と いうことでしょうか。この建物は隣の評判の小料理屋と共に、秋には取り壊され、マンションになってしまうのだとか。神楽坂の素敵な裏道がまた一つなくなっ てしまうのですね。数ヶ月で完成する、ありきたりのマンションと一つしかないこの裏道。止められないものなのでしょうか。
C ちゃんとは、これまた手仕事が気持ちいいお蕎麦やさん、蕎楽亭で待ち合わせます。こちらはワイン仲間のWさんのご紹介で通うようになったお店で、酒豪のW さんらしく蕎麦屋で一杯、という大人のお店です。日本酒にからすみ、湯葉刺、季節のてんぷら、出汁巻卵や鴨焼き等などを頂いて、締めはホットおろし蕎麦で す。お腹のなかまでポッカポカになります。こちらのお蕎麦は、本当に私好みで、細さ、色合い、トッピング、お出汁、量、どれをとっても文句のつけようがあ りません。
そして、Cちゃんとはワインバーにハシゴしたのでした。。。
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